毎年5月1日に行われる高岡御車山(みくるまやま)祭りは、高岡関野神社の春季大祭で、国指定重要有形無形民俗文化財です。御車山は太閤秀吉が後陽成天皇を聚楽第にお迎えしたときの曳山を、加賀藩祖・前田利家が拝受し、二代・前田利長が高岡開町に際し町民に与えたといわれています。
この御車山などを持つ「山町(やまちょう)」は市内10ヶ町からなっています。山町ゆかりの主な祭礼は4月の与四兵衛祭、御車山の宵祭と当日。そして8月には各山町の夏祭りなどがあります。
また、近年では、1月中旬頃にの天神祭りと2月中旬に雛祭りを、また8月には土蔵造りフェスタなど盛んに行っています。
本展ではこれらの祭りをはじめ、各家での天神祭りや雛祭りの様子など、長年続けられてきた「まつり」の伝承・由来を紹介します。