タイトル等
江戸の鯰絵展
-地震を笑いとばす庶民の力-
会場
高畠華宵大正ロマン館
会期
2006-08-26~2006-09-24
休催日
毎週水・木曜日
開催時間
午前10時~午後5時
観覧料
一般(中学生以上)500円(20名以上の団体は400円)
小学生300円、障害者手帳をお持ちの方400円
概要
江戸の庶民文化であった浮世絵といえば、美人画・風景画・役者絵が有名ですが、浮世絵には「鯰絵」というジャンルもありました。
「鯰絵」とは、地震を鯰に見立てた風刺画です。「地震がおこるのは地下に潜む鯰が暴れるからだ」という俗説がありますが、一つにはこの鯰絵が俗説のイメージを作り上げたともいわれています。
今からおよそ150年前、1855年10月2日、幕末期の江戸で大地震が起きました(安政江戸地震)。地震直後より江戸の町には、大鯰が描かれた絵師の名前も版元も記されていない“無名”の浮世絵が出回りはじめます。12月に幕府からお咎めを受けるまでの3ヶ月の間に、これらは200種類にも及び、大変な流行になりました。今日この浮世絵を「鯰絵」と呼んでいます。
地震の張本人に仕立て上げられたひょうきんな鯰は、絵の中で様々な役目を演じています。例えば、被災者のやり場のない気持ちの腹いせに痛めつけられたり、蒲焼にされて食べられたりしています。一方、震災で財産を失った金持ちに、日ごろの悪徳を戒める役割を担ったりもしています。こうした大きな敵を成敗し、時に鯰の姿を借りて権力者に説教する様子からは、江戸庶民の反骨精神を感じ取ることができます。反骨精神が現実を笑いとばす原動力につながっているのかも知れません。
また鯰絵には恵比寿や大黒なども描かれています。実は神無月(10月)におきた安政江戸地震は、地下に潜む鯰をいつもは要石で押えつけている鹿島大明神が、10月には神々が集合するという出雲へでかけたのが原因だともいわれ、絵には留守をあずかった恵比寿や大黒が、鹿島大明神にかわって躍起になって大鯰を瓢箪で押さえる姿がユーモラスに描がかれたものもあります。このように鯰絵には架空の世界も入り混じり、現実を面白可笑しく捉えていこうとする視点を見ることができます。
本展では厳選された鯰絵約30点展示して、地震という負のイメージを豊かな解釈によって笑いに変えていった江戸庶民のパワーを紹介します。そして本展を通じて、鯰絵から見えてくる江戸時代庶民の創造力と生命力が、わたしたちに「生きること」への新しい視点を呼び醒ます機会になれば幸いです。
ホームページ
http://www.kasho.org/
展覧会問合せ先
089-964-7077
会場住所
〒791-0222
愛媛県東温市下林丙654-1
交通案内
伊予鉄道横河原駅見奈良駅下車、タクシー5分。
JR予讃線松山駅下車、タクシー25分。
川内インターより車で7分。
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愛媛県東温市下林丙654-1
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