タイトル等
山口蓬春素描展
―描かれた花卉の美・風景の美―
会場
山口蓬春記念館
会期
2006-06-08~2006-08-06
休催日
毎週月曜日(7月17日を除く)、7月18日(火)
開催時間
午前10時~午後5時(入館は、午後4時30分まで)
観覧料
一般 400円 高校生以下 無料
20名以上の団体 50円割引(1週間前までに予約をした場合)
連携館の入場券所持者 50円割引
※連携館:葉山しおさい博物館(当日券のみ)、神奈川県立美術館葉山館
主催者
山口蓬春記念館・財団法人ジェイアール東海生涯学習財団
概要
山口蓬春(1893~1971)は東京美術学校西洋画科に入学するも日本画家に転科し、以後、戦前から戦後へと時代が激しく移り変わるなかで、「新日本画の創造」をめざし邁進し続けました。近代的な感覚による新しい日本画の可能性を研究しながらも、その生涯を通して貫かれていたのは、伝統や古典を重んじ、写生や技法の研究等、基礎的なことを大切にする心であったといえます。
日本画の製作では、その画材の性質上、まず対象を写生し、次に小下図、大下図を作り、それから本画制作へ入るという、何段階かの過程を経て絵づくりを進めていきます。特に、日本画における写生について蓬春は、「洋画のデッサンとは違い、寫生そのものが目的ではなく、完全なタブロウを作るための基礎工作である」「寫生は、作者の觀たまま感じたまま、知ったままを、そのまま残らずそこへ描き込んだものでなければ、完全な寫生ということは出來ない。」(山口蓬春『新日本画の技法』昭和26年より)と語っています。つまり写生(素描)は、本画製作への出発点となり、その線や色彩は、画家が最初に対象を前にしたときの感動をそのまま伝えているといえます。素描には、本画の丁寧な仕上げの段階では隠れてしまう、あるがままの画家の姿がしばしば現わされているのです。
本展では、普段目にすることの少ない素描や下図約50点余りを出品いたします。それらに観られる「花卉の美・風景の美」を通じて蓬春芸術の真髄に触れていただく好機の機会になるかと存じます。
ホームページ
http://www.jrtf.or.jp/hoshun/
展覧会問合せ先
山口蓬春記念館Tel.046-875-6094
会場住所
〒240-0111
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
交通案内
■電車でお越しのお客様
JR逗子駅 (横須賀線・湘南新宿ライン) → 京浜急行バス 3番乗場

新逗子駅 (京浜急行線) → 南口 2番乗場

海岸回り葉山行 (逗12)、「海岸回り福祉文化会館行 (逗11)」にて約18分
「三ヶ丘・神奈川県立近代美術館前」下車 徒歩2分
※ただし、土・日・祝日等は大変混みあう可能性がありますのでご注意ください。

【ルート案内】バス降車後、逗子に戻りながら信号機付横断歩道を通り過ぎ、山口蓬春記念館の電柱広告を右折し小道を上り、看板に沿って徒歩2分で正門に到着します。

■車でお越しのお客様
逗子ICから逗葉新道、県道207号線経由で約7km
ホームページ
https://www.hoshun.jp/
神奈川県三浦郡葉山町一色2320
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