新潟市美術館の作品収集は、「近代の美術」「現代美術の動向」「新潟の昨日・今日・明日」という三つのテーマで進めています。
「近代の美術」では、19世紀末から20世紀前半までの作品を対象に、近代から現代美術への変遷と動向を理解することができるような展示を目指しています。とりわけ、文化の大衆化の中で、19世紀末からヨーロッパで興った、象徴主義に始まる人間の個々の内面をみつめる表現の傾向に着目しています。
「現代美術の動向」では、第二次世界大戦後、国際的な規模で展開するようになった、さまざまな美術動向を対象にしています。現在は、国内作品を中心に収集を進めていますが、将来は海外作品も含め、リアルタイムで美術の動きを紹介したいと考えています。
「新潟の昨日・今日・明日」では、郷土出身および新潟にまつわる作家の優秀な作品を収集しています。