19世紀フランスの彫刻家、オーギュスト・ロダンは、近代彫刻の歴史に多大な影響を与え、今日においても彼の作品はわれわれにとってもなじみの深いものとなっています。なぜロダンはわれわれを魅了するのでしょうか。
この度はロダンの「近代性」にとくに着目し、これをよみとくためのキーワードで、展示の章を構成します。そして、各章においてロダンを起点として、ロダンの「近代性」がどのように後世代の彫刻家たちに継承されていったか、ロダンをはじめ、ブールデル、マイヨール、ブランクーシ、ザッキン、カルダー、シーガルなどの、約70点によりその展開をたどります。