タイトル等
ベルギー近代の美
印象主義から表現主義、そして抽象へ
会場
佐倉市立美術館
会期
2006-04-29~2006-06-04
休催日
月曜日休館
開催時間
午前10時~午後6時(最終入館は午後5時30分)
観覧料
一般:800(640)円/大・高生:600(480)円/中・小:400(320)円
※( )内は、前売及び団体料金
主催者
佐倉市立美術館、読売新聞社、美術館連絡協議会
概要
印象主義をはじめとするヨーロッパ近代の美術は、フランスを中心に語られることがほとんどです。フランスに国境を接する隣国ベルギーは、フランスに劣らず、ヨーロッパ美術に大きな影響を与えた個性的な作家を数多く輩出したにもかかわらず、あまり広く知られているとは言えないようです。
たしかに、それまでのヨーロッパ美術の通念を打ち破ったフランス印象主義は、ベルギーの美術にも大きな影響を与えました。しかし、ベルギー美術の魅力は、単に影響を受けるだけにとどまらないところにあります。たとえば、ジェームズ・アンソールは、はじめ印象主義の影響を受けながらも、後にその影響を離れ、強い色彩で幻想的な世界を描きました。また、スメット兄弟やファン・デン・ベルヘのように、ダイナミックな表現主義的傾向を示す画家も存在しました。さらに、マグリットやデルヴォーらは独特な世界観を持つシュルレアリスム運動を展開し、美術の世界的動向の一翼を担いました。
本展は、このような近代ベルギー美術の表現の変遷を、ドイツ人コレクター ハインリヒ・サイモン氏のコレクションにより俯瞰的に紹介しようとするものです。同氏のコレクションはエミール・クラウス、ジェームズ・アンソール、レオン・スピリアールト、ルネ・マグリット、ポール・デルヴォー、ピエール・アレシンスキーなど1880年代後半から1970年代までのベルギー近代美術史の主要な作家を網羅するものとして、2003年から2004年にかけてベルギー(イクセル美術館、ブリュッセル)とオランダ(シンガー・ラーレン美術館、ラーレン)で公開され、高い評価を得ています。
今回は、日本で同コレクションを紹介する初めての機会です。フランスを中心に語られることの多いこの時代の美術を、デルヴォーやマグリットらシュルレアリスムの巨匠の傑作をはじめ、ベルギー近代美術の精粋というにふさわしい作品群で捉える、非常によい機会であるということができます。
ホームページ
http://www.city.sakura.chiba.jp/museum/
展覧会問合せ先
TEL 043-485-7851
会場住所
〒285-0023
千葉県佐倉市新町210
交通案内
・京成佐倉駅南口より 徒歩8分 または 「JR佐倉駅方面行」バスで「佐倉市立美術館」下車すぐ

・JR佐倉駅北口より 徒歩20分 または 「京成佐倉駅行」か「田町車庫行」バスで「二番町」下車すぐ
※<市役所経由>の場合「宮小路町」下車 徒歩5分。

・東関東自動車道「佐倉IC」より約5km・15分、美術館向かいに佐倉市駐車場あり(無料)
ホームページ
https://www.city.sakura.lg.jp/section/museum/
会場問合せ先
043-485-7851
千葉県佐倉市新町210
Webcat plus 展覧会タイトル等から関連資料を連想検索