タイトル等
秋の特別展 風景を描く
大正から昭和の日本の風景
会場
掛川市二の丸美術館
会期
2005-09-16~2005-10-26
休催日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館)
開催時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料
一般300(240)円、小中学生100(800)円
※( )内は20名以上の団体割引料金
※土曜日は小中学生無料
概要
私たちは古くから今日まで、移り変わる自然の美しさを楽しみ、生活の中の一部として受け入れ、それを絵画の中に構成してきました。
中国では、唐の時代に水墨で描かれた山水図が風景画の始まりでした。日本では、平安時代末期に成立した寺院の屏風絵のなかに、移り変わる季節の樹木や花々が優美な彩色で施され、細やかに書き込まれました。そしてそれ以降、絵巻物の仏画や背景に風景が取り入れられ、次第に独立して山水図または風景画といわれる作品が成立しました。一方見るものはそれらを身近に感じ、追体験したいと願ったものと思われます。このようにして四季折々の風景が様々に描かれ、特に江戸時代後半には南画家が、西洋から学んだ遠近法や陰影法を取り入れ「真景図」という写生に基づいた山水図を描き、近代風景画への幕が開かれたといえましょう。それらは写実的に再現したものばかりではなく、観念的なイメージを表現したものもあり、時代とともに風景の捉え方も変化をとげてきたことが判ります。
明治維新の後「日本画」という言葉が生まれ、東京美術学校の開校により江戸時代以来の伝統を学びながら、西洋美術を吸収していった若い画家が、登場しました。彼らが今日の日本画壇の礎を築く巨匠たちとなったのです。
今回の展示会では、静岡県内の公私立美術館などの御協力により、日本画の巨匠と呼ばれる画科たちが大正時代から昭和30年代にかけて描いた作品を中心に、若い世代の画家も加え、現代では失われがちな日本の風景をご覧いただきます。写生を基本としながらも画家たちが、いかに日本の風景の美しさを表現したかご堪能ください。
ホームページ
http://lgportal.city.kakegawa.shizuoka.jp/kanko/center/BIJYUTUKAN_3.html
展覧会問合せ先
掛川市二の丸美術館 0537-62-2061
会場住所
〒436-0079
静岡県掛川市掛川1142-1
交通案内
公共交通機関
掛川駅バス乗り場⑥番より 掛川バス居尻線または、倉真線に乗車、北門バス停下車徒歩1分

お車
東名高速道路 掛川I.Cから車で10分 美術館用駐車場はありません。
ホームページ
https://k-kousya.or.jp/ninomaru/
静岡県掛川市掛川1142-1
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