今回の展示は、第2展示室の「蒔絵と彫金」との2展示で構成しています。
第1展示室では。「戦没画学生 桑原喜八郎展」をご覧頂きます。今年は戦後60年を迎えますが今や戦争は、テレビ画面の中の遠い国に出来事となってないでしょうか。戦争は、多くの人の命を奪いました。その中には、画家をめざし厳しい生活状況の中でも一生懸命絵を学んでいた画学生もいました。掛川市出身の桑原喜八郎もその一人でした。彼の絵は、まだ成長途中です。しかし、作品からは画家になるという彼の熱い思いが、見る者に伝わってくることでしょう。日本画家をめざした未完の青年の作品を、この機会にご覧いただき彼の心を感じていただければ幸いです。