タイトル等
UPRISE展
―彫刻における現代への視座―
会場
上野の森美術館
会期
2005-10-07~2005-10-30
休催日
会期中無休
開催時間
10:00~17:00(入場最終時間は閉館の30分前です。)
観覧料
入場無料
主催者
UPEISE実行委員会
概要
私たち若い世代が幼少のころから、技術の発展に伴い情報や仮想現実が増え、私たちはそれらを疑うこともなく、無意識に生活の一部として受け入れてきました。膨大な情報や多様化した価値観の中、私たちは常に受け身であったと言わざるを得ず、それが身に染み付き、発言する必要性を感じないまでになっています。
それは危機的状況であり、ある意味無意識のうちに去勢されてきたともいえる私たちが、現代への自らの言葉を獲得することは重要なことであります。
この展覧会は同世代の3人によるものです。写真と石膏でつくられたベッドをモチーフとした彫刻、あることは判っているが観ることのできない臓器をモチーフにした木彫、自らをモチーフにした大理石による人体彫刻。
見えない感覚への視点、あることは判るが見ることができないものへの、そしてまさに自分自身へむけられているといった
3つの視点は、自分も含んだ、人間の体という殻、またその中あるいはその外部にある感覚と意識がテーマであり、それぞれの視点はそれぞれの彫刻への視座であり、それによって自分の言葉がより明快になってくるとおもいます。そして、私たちにとって私たちの現代とはどういうものであるのかということを、三人の彫刻を展示することにより、少しばかりではあるかもしれないですが考えるきっかけとすることが目的です。
現在の日本の状況を我々若い世代が生きながらに感じていることは、表現の場というものがかなり限定されてきていて、過去の世代からの流れしか存在しないかのように見えることです。
このスペースは、ギャラリーや美術館といった規制の場ではないが、上野の森美術館サイドスペースということで、それほどかけ離れてもいない、ある意味浮遊した場であると思います。
この場で作家側からの企画として展覧会を行うことにより、我々が表現の場を模索するうえで新しい方向性を見いだすきっかけになるでしょう。
ホームページ
http://www.ueno-mori.org/
展覧会問合せ先
03-3833-4191
会場住所
〒110-0007
東京都台東区上野公園1-2
交通案内
・JR上野駅 公園口より徒歩3分
・東京メトロ上野駅 徒歩5分
・京成電鉄 上野駅 徒歩5分
東京都台東区上野公園1-2
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